Unityのおすすめ本まとめ

お知らせ


最近出たUnityの本をまとめてみました。
自分の場合「ナナメ読みして後で必要になったら読み込む」というスタイルでナナメ読みしただけなので、評価としてはいい加減かも。
基本的には2015以降の本です。(それ以前だとuGUIに未対応でけっこうやり方が変わってしまうので)

初~中級者

Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

Unityを始める人向けの定番。通称「ひよこ本」です。
スクショを多用して丁寧に手順を解説しているので、とりあえず触ってみて動かしてみるにはこの本を読むと良いでしょう。
UIやスクリプトなど最低限ゲーム制作に必要な部分をまとめているので、まずはこの本を読んでみると良いかと思います。
本文はC#ではなく、UnityScriptでの解説になっていますが、C#のサンプルもDL可能とのこと。

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発

こちらも、Unity初心者向け。完成度が高く、一冊で初心者卒業まで行ける感じです。サンプルがC#な点も良いかと思います。
「ひよこ本」よりも少しレベルが高いです。本屋で手に取れる人であれば比べてみて自分のわかりやすいと思ったものを手にするのが良いかと思います。

見てわかるUnity5 C#超入門

「Unityをやりながら、プログラミングを学びたい!」という人向けです。プログラミングをしたことがない初心者け向けに1から解説しているので、「プログラムは初めて」という人はまずこれを読んでプログラムを身に着けていきましょう。
上記2つよりも、さらに前提知識必要なく初歩から学びたい、そしてプログラムも身に着けたい、というのであればこちらからやるのが良いかと思います。

Unity5ゲーム開発レシピ ハマるゲーム制作のノウハウ 

Unityの基本操作をマスターした人向け。
ロボットのシューティングアクションゲームのサンプルをだんだんブラッシュアップしていく形でテクニックを学んでいけるのですが、アクションゲームで使われてるテクニックの逆引き的に使える構成になっています。
サンプルを作るのにこだわらずとも、なにかをするときのヒントとして手元にあると良いかと思います。

ジャンル特化

UnityゲームUI実践ガイド

自分(時村)と池和田さんとの共著で書いた本です。UnityのUIシステムについての解説本です。
基本的な手順やリファレンスのほかに、「3DゲームでUIを表示するにはどうするべきか?」「自分でUI用のスクリプトを書くにはどうすればいいか」といったときに背景情報を説明して応用が効くように意識して書いたつもりです。
細かな手順に関しては文章ではどうしても伝えきれなかった点がありますので、序盤の手順に関しては公式ページのムービーをみてもらう方が良いかと思います。

uGUIではじめるUnity UIデザインの教科書

おなじく、UnityのUIについての本です。UIとその周辺の2D関係の説明のほかに、初心者向けのセットアップガイドや、モバイルUIとして実践的なUIサンプルやネイティブプラグイン(AndroidやiPhoneの機能をUnityから呼び出すプログラム)の扱い方の解説があります。

Unity5+Live2D ノベル&アドベンチャーゲーム開発講座

UnityというよりもLive2Dの使い方の本です。Live2Dで作ったモデルデータを、宴(このサイトです)を使ってUnityのノベルゲームにしたり、ティラノスクリプトというツールを使ってノベルゲームにするやり方が載っています。各ノベルツールの使い方は基本部分までですが、Live2Dの使い方に関してはとても詳しく載っていますので、Live2Dに興味がある人におすすめです。

Unity ゲームエフェクト入門 Shurikenで作る! ユーザーを引き込む演出手法

UnityのShuriken(パーティクル機能)の説明と、具体的にエフェクトを作る手順が載ってます。
具体的な作成手順の説明が中心で、雪や桜吹雪、炎や雷、パワーアップ、アイテムゲット、魔法陣などなど定番エフェクトの作り方の解説がされています。

Unityエディター拡張入門

電子書籍。Unityのエディタ拡張という、Unityエディタそのものの機能を追加したりカスタムしたりして使いやすくするための方法の解説です。
現状Unityのエディタ拡張をやろうとすると、全体構造を把握するのに「リファレンスから各機能を一つ一つ試しながら断片的な情報を拾い上げて理解を進めていく」ということをせざるをえないのが困った点なのですが、本書には、「全体構造はこうなっているので、この機能を使えばこの辺をカスタムしたりアクセスしたりできます」という流れが載っています。エディタ拡張するならとりあえず読んでおくのがおすすめです。

http://anchan828.github.io/editor-manual/

無償版もあります

TIPS系

Unityで神になる本

3Dデザイナーが書いた本という、Unityの本の中では異色なタイプ。文章も口語調で親しみやすい感じで、Unity以前の3Dモデリングの話があったりプログラミングの話があったり、初心者にもわかりやすく読み物としても面白いと思います。「モデリングはできるけどUnityって自分でも使えるかな」という人、「Unityで気合入れて3D使うぜ!」という人はぜひおすすめです。
基本的には初心者向けではあるのですが、手順を逐一解説するわけではなく、「Unityにはこんな機能があるぞ。これ使うとこんなことできるぞ」という感じで、色々な機能紹介をしています。アセットストアで売っている「PlayMaker」(ノンコーディングでゲームを作るためのツール)の説明に一章を割くなど、中級者以上の人でも知りたいことが紹介されていたりするので、手に取ってみるのがオススメです。

Unityエキスパート養成読本

珍しい中級者向けの本。Unityで実際に開発をするとハマりがちで、自力で解決すると時間のかかることが重点的にまとまっているので、製品を作るなら目を通しておくとよさげ。
前線の技術者が執筆しているだけに、若干の技術系セミナーのプレゼンのような雰囲気があります。そもそもの「ゲーム開発のワークフロー」の説明があり、その中でUnityをどう使うか?という説明がある・・・といえばその雰囲気がわかるかもしれません。UnityありきでUnityの説明をするのではなく、「ゲームを作るためにどう使うか」という視点とかはなかなか他の本にはない良い視点だと思います。
個人的にはオススメ。もっとこういう本が出て欲しいので売れてほしい。ただ、電子書籍で買うと、スクショ系の画像の解像度が低いのか妙にボヤけた画像になってしまう点だけ残念です。

UniBook 1~4

「日本Androidの会Unity部」という、Unity開発者のコミュニティがコミケで出している技術本です。基本的にはコミケでのみの販売ですが、電子書籍であればネット上で購入可能です。
「各自が好きに書く」という方針なので内容は多岐に渡ります。一般の本ではまずお目にかかれないレアなTIPSがたくさんあります。
年に二冊のペースで4巻まででていますが、かなり最新の情報が載っています。新しすぎて逆に調整が入ってやり方が変わったTIPSもあったりしますのでその点だけご注意を。

ちなみに、UniBook5の執筆者も募集中の模様。日本Androidの会Unity部

UNIBOOK
日本Androidの会Unity部
達人出版会
発行日: 2014-11-04
対応フォーマット: PDF, EPUB
UNIBOOK2
日本Androidの会Unity部
達人出版会
発行日: 2015-01-22
対応フォーマット: PDF, EPUB
UNIBOOK3
日本Androidの会Unity部
達人出版会
発行日: 2015-08-27
対応フォーマット: PDF, EPUB
UNIBOOK4
日本Androidの会Unity部
達人出版会
発行日: 2015-12-31
対応フォーマット: PDF, EPUB

« »