Adv Save Manager
ゲームのセーブ・ロード処理をする。
名前 | 内容 |
---|---|
File IO Manager | ファイルの入出力際の管理オブジェクト セーデータファイルの符号化に使用する 未設定の場合、シーン内から検索して設定する。 |
Type | セーブタイプの設定 All Page : 全てのページでセーブ可能にします。ロード時は各ページの先頭から再開されます。デフォルトのセーブです。 SavePoint : シナリオラベルで指定してある部分のみセーブ可能です。ロード時は、直前のセーブポイントから再開します。 Disable : セーブを無効化します。 |
Is Auto Save | オートセーブを有効にするか |
Directory Name | セーブデータディレクトリの名前 |
File Name | セーブファイルの名前(実際のファイル名は連番で数字が追加される) |
Default Setting/ WebPlayer Setting |
セーブファイルの設定 DefaultとWebPlayerで分かれているのは、WebPlayerではセーブファイルの容量制限(1MB)があるため Defaultのほうはファイルの最大数を増やしたり、キャプチャーサイズを大きくしても問題ない |
Capture Width | キャプチャーしたゲーム画面のサイズ(横) |
Capture Height | キャプチャーしたゲーム画面のサイズ(縦) |
Save Max | セーブファイルの最大数 |
Custom Save Data Objects | セーブデータを独自拡張する時に設定する、カスタムセーブデータ用のオブジェクト |
Restart Sub Thread | セーブ時点で動いている演出用サブスレッドがあった場合、セーブデータロード後演出用サブスレッドを最初から起動する |
宴のセーブについて
宴は基本的には、特に何も設定しなくても、自動的に全てのページでセーブできるようになっています。
通常は問題ないのですが、一度リリースしたゲームを修正・アップデートする際には注意が必要になります。
というのも、セーブの仕組みとしては「シナリオラベルからのページ数」で記録しているため、ページ数が増えたり減ったりする変更があると、再開するページがずれてしまためです。
また、「セーブ時に鳴っていたBGM」や「背景のテクスチャ」なども記録しているのですが、シナリオのアップデートや修正で、これらが消えてしまったりファイルパスが変わると、ロードエラーになってしまいます。
実は、この「どこでもセーブ可能」というヴィジュアルノベルの基本的な仕組自体が、「ゲームリリース後もアップデートされるのが普通」という最近のモバイルゲームの常識からすると時代遅れな気もしています。
なので、宴2.6.0から、どこでもセーブではなく、シナリオが一区切りした「セーブ可能なポイント」だけでセーブ・ロード可能なパターンを追加しました。
セーブポイント方式
セーブポイント方式を使うには
1.Adv Save Managerの「Type」を「SavePoint」に
2.セーブポイントを設定したいシナリオラベルのArg1に「SavePoint」と記述
3.Arg2は、セーブのタイトルになります。(未記入の場合はそのページのテキストが自動的に設定されます)
となります。これで、再開時にはセーブポイントの場所から再開されるようになります。
セーブポイントの直前で、背景やBGMなどを全てクリアして再開時に表示しなおすような形にすれば、互換性も保ちやすくなると思われます。
セーブデータのタイトルの制御
セーブデータのタイトルは、基本的には現在のページのシナリオテキスト本文が記録されます。
AdvPageコンポーネントの「Save Title Type」で、テキストタグの扱いをどうするかなどの設定が可能です。詳細
セーブデータのタイトルをシナリオラベルごとに指定する
シナリオラベルのArg2にテキストを設定すると、そのシナリオラベル中の全てのページのセーブデータのタイトルが設定したテキストに固定されます。
ローカライズも可能です。詳細