イメージエフェクト
宴Version3以上が必須
ルール画像というパターンデータに従ったフェード効果。
これは一般的には「トランジション」という画面切り替え機能として知られている機能ですが、宴の場合はオブジェクト単位にもかけるられるのでより柔軟な表現をすることができます。
目次
サンプル
リファレンス
Command | 説明 | Arg1 | Arg2 | Arg3 | Arg4 | Arg5 | Arg6 | WaitType |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ImageEffect | 指定したカメラに イメージエフェクトをかける |
カメラ名 | イメージエフェクト名 下記一覧から選択 |
キーフレームアニメーション名 | フェード秒 空欄の場合0 |
ウェイトタイプ | ||
ImageEffectOff | 指定したカメラの イメージエフェクトを解除する |
カメラ名 | イメージエフェクト名 下記一覧から選択 または「All」で全イメージエフェクトを即座に停止させる |
キーフレームアニメーション名 | フェード秒 空欄の場合、0 |
ウェイトタイプ |
カメラの違い
イメージエフェクトはカメラにかけるものになります。
たとえば、UtageのデフォルトではSpriteCameraで背景やキャラクターなどの描画、UICameraでUIの描画を行っています。
この場合、Arg1に指定するカメラにどちらを指定するかで効果が変わります。
SpriteCameraにイメージエフェクトをかけた場合
UIにはイメージエフェクトがかかりません
UICameraにイメージエフェクトをかけた場合
UIも含めてイメージエフェクトがかかります。
ただし、UIにかけた効果はセーブロード画面などでも継続します。
そういった状況をさけるのであれば、「メッセージウィンドウ用のUIカメラと、通常のUIカメラを分ける」などとしてみてください。
イメージエフェクト一覧
宴ではイメージエフェクト以下のイメージエフェクトを使うことができます。
GrayScale
グレースケール
Arg6にフェード値を設定可能
Sepia
セピア
Arg6にフェード値を設定可能
NegaPosi
ネガポジ反転
Blur
ブラー
注)Unity5.0.0f3では、iOSをMetarlでビルドするとエラーになる。
MotionBlur
モーションブラー
Bloom
ブルーム
Mosaic
モザイク
FishEye
魚眼カメラ
Twirl
トウェル
Vortex
ボルテクス
イメージエフェクトのアニメーション
イメージエフェクト再生時に、アニメーションをさせることができます。
上記の「イメージエフェクト一覧」におけるFishEye、Twirl、Vortexのスクリーンショットはアニメーションを設定した例になります。
イメージエフェクトのアニメーションのサンプル
イメージエフェクトにアニメーションをつけるには、Animationシートにあらかじめアニメーションデータを設定する必要があります。
実際のサンプルはこのようになります。
プログラム内部のコンポーネントプロパティに対するアニメーションを利用しています。
詳細は指定した名前のコンポーネントに対するアニメーション
ブラーのフェードをアニメーションで行う
ブラーはArg6にフェード時間を設定してもフェードができません。というのも、ブラーのフェードの強度を一律に0~1で操作できないからです。
ブラーをフェードさせるときはアニメーション機能を使って、ブラーコンポーネントのプロパティを操作するようにしてください。
宴3.9.4から、ブラーのプロパティのうちint型だった「downsample」や「blurIterations」をfloatに変えたため、キーフレームアニメーションで操作可能になっています。
サンプル
注意点
BlurとBloom をiOSで使う場合
ブラーとブルームは、Unity5.0.0f3では、iOSをMetarlでビルドするとエラーになります。
Unity側のバグのようですので、修正されるまでは
PlayerSettingsから、iOSのGraphicsAPIをOpenGL優先(またはMetarlを削除)するか、ブラーとブルームは使わないようにしてください