宴の全体構成


投稿日:2015年12月2日 | 最終更新日:2024年5月17日

全体構成

Tools/Utage

Tools/Utage 以下には、宴のツールがあります。

Hierarchy

オブジェクト名 内容
Managers ゲーム全体で共通で使う管理用オブジェクトがあります。詳細
AdvEngine シナリオ再生オブジェクト。UIオブジェクトもここにあります。詳細
AdvEngine Starter 再生するシナリオファイルの設定などがあります。詳細
EventSystem Unity公式のGUIシステムを使うのに必須なオブジェクトです。
会話シーンとしてプロジェクトを作成し、すでに作成ずみの場合は自動的に削除されます。
Canvas-AdvUI タイトル画面やセーブロード画面など、ビジュアルノベルに必要なメニュー画面です。
会話シーンとしてプロジェクトを作成した場合は自動的に削除されます。
Canvas-Sysytem UI エラーメッセージやデバッグメニューなどのシステムUIです。
会話シーンとしてプロジェクトを作成した場合は自動的に削除されます。

Project

Utageフォルダ以下には宴のアセットが全てあります。

フォルダ名 内容
Editor エディタ拡張用のスクリプトやアセット
Fonts 宴が使用しているフォントファイルやそのライセンスなど
LocalizeText エラーメッセージやUIをローカライズするためのテキスト
Resources 宴が必ず使用する動的にロードするリソース置き場。イメージエフェクト用のシェーダーなど
Sample サンプルシーンとアセット。
アプリ容量を圧迫するので、ビルド時には削除するかResourcesフォルダの名前を変えること
SampleOthes その他のサンプル。宴3までのLegacyText用のサンプルシーンもここにあります
Scripts プログラムのソースコード置き場
Templates 宴用の新規プロジェクト作成時のコピー元となるテンプレート置き場
Notice ライセンスなどをまとめたテキスト
ReadeMe リードミー
Utage UTAGEの基本となるADF

これらのアセットは変更せずに使うのが基本です。スクリプトなどを直接書き換えるとアップデートで衝突してしまうことが多いため、宴を拡張するを参考に、拡張用の機能を使うのを推奨します。
Utageフォルダは移動するのは推奨しません(アップデートの際に問題が出る可能性があります)
SampleのResourcesフォルダ以下には、サンプル用のリソースがたくさんあります。Resources以下のアセットはアプリに自動的に組み込まれてしまうのがUnityの仕様です。
アプリのビルド時にはSampleフォルダごと削除するかResourcesフォルダの名前を変えるなりして、無駄なアセットがアプリに組み込まれないようにしてください。

新規プロジェクトフォルダ以下

Tools/Utage/New Projectで新規プロジェクトを作成すると、プロジェクト名(下記画像の場合はMyProject)がついたフォルダが作成され、フォルダ以下に必要なアセットが自動的に作成されます。

Resources以下のフォルダは、サウンドファイルやキャラクター画像などのリソースファイルの置き場所になります。
Scenarios以下のフォルダに、シナリオファイルを追加していってください。
 (宴3まではScenariosフォルダなく、エクセルファイルがプロジェクト直下にあります)
Prefabfs以下は、主にUI用のテクスチャやサウンド、プレハブになります。これらはUIを変更するときに編集してください。

フォルダ直下には、プロジェクト名のシーンファイルとプロジェクト設定ファイル(.project)が作成されています。

設定シート

設定シートは、ゲーム全体で使う共通設定を扱います。
立ち絵や背景などのテクスチャファイルや、BGMなどのサウンドを追加する場合はここに設定を追加していってください。

詳細リファレンス 設定シートリファレンス

シナリオシート

シナリオシートは、宴のシナリオ本体を記述するシートです。

詳細リファレンス コマンドリファレンス

エクセルの仕様詳細