Editor Project Settings


投稿日:2023年7月12日 | 最終更新日:2023年12月6日

宴の「Unityエディターのプロジェクト共通設定」です。
シナリオリオの形式のチェックなど、複数人で作業する場合に共通で扱いたい設定として用意されています。

リファンレンス

名前 内容
Check Blank Row Count On Import エクセルシートの終端に空のデータが指定行数以上ある場合はインポート時に警告を出す詳細は下記
Check Column Count On Import エクセルシートの終端が指定列数以上ある場合はインポート時に警告を出す詳細は下記
Check Wait Type ウェイトタイプが適切に設定されているかチェックする。(宴2を引き継いだままの古い形式ではオフにするとチェックしない)
Check White Space End Of Cell シナリオインポート時に、空白文字のチェックをするか。
エクセルのセルのデータの末端が空白文字だった場合に、見た目ではわかりづらいエラーになりやすいのでその対策。
Text系以外のセルの末端が空白文字だった場合に警告を出力します。

保存場所

保存場所が特殊で、Assets\フォルダ以下にはなく
\ProjectSettings\UtageEditorProjectSettings.asset になります。
ProjectSettingsフォルダ以下には、外にビルド設定やタグの設定など、Unityプロジェクト設定に関係するファイルが保存されています。

「Editor Project Settings」は、同じUnityプロジェクトであれば共通の設定となります。
つまり、同じUnityプロジェクト内で、複数の宴のシナリオプロジェクトを持っていても、「Editor Project Settings」は共通のものとなります。
また、複数の開発者で開発している場合も、同じ設定を共有することになります。
(どうしても共有したくない場合は、Gitなどでファイルを無視リストに入れて共有しないようにしてください)

Check Blank Row Count On Import、Check Column Count On Import

エクセルデータの終端が10万行目などにはるか遠くに設定されている場合に、インポート時に空の列や行のデータも解析する必要があり、処理が重くなってしまいます。
対策として、「Check Blank Row Count On Import」で終端の空行数を、「Check Column Count On Import」列の最大数をチェックできるようにしました。
エクセルデータの終端はエクセル上で「Ctrl+End」で確認できるので、余計なデータが多くなりすぎないようにしてください。
参考 : ワークシートの最後のセルを特定してリセットする