JumpRandom


シナリオをランダムジャンプ(ランダム分岐)させます。
JumpRandomコマンドを複数連続で書くことで、設定した分岐先のどれか一つにランダムで分岐します。
確率の高さを設定できるので、「定番のパターン、レアなパターン」「好感度による反応の変化」などをランダムに表す場合に使えます。

サンプル

リファレンス

Command 説明 Arg1 Arg2 Arg3
JumpRandom ランダムにジャンプ(自動分岐)します。 ジャンプ先のシナリオラベル ジャンプさせる条件式
falseなら、ジャンプしない
確率の高さ
空欄の場合は1

JumpRandomの書き方

JumpRandomは、複数連続して書く必要があります。
連続したJumpRandomで設定した、ジャンプ先のうちどれかにランダムで分岐します。

Command Arg1 Arg2 Arg3
JumpRandom *ジャンプ先1
JumpRandom *ジャンプ先2
JumpRandom *ジャンプ先3

この例では、ジャンプ先1,2,3に等確率(1/3)でジャンプします。

ジャンプさせる条件式

Jumpコマンドと同じように、Arg2には条件式を設定できるので、「条件によっては分岐先にジャンプしない」といったこともできます。
Arg2の結果がfalseの場合、ほかのジャンプ先のなかでランダム分岐します。
全てがfalseの場合は、どこにもジャンプしません。

確率の高さ

Arg3には確率の高さを設定できます。空欄の場合は1です。
百分率(パーセント)ではなく、それぞれの選ばれる割合の設定なので、その点注意してください。
これは、ルーレットの大きさに近いイメージです。

Command Arg1 Arg2 Arg3
JumpRandom *ジャンプ先1 5
JumpRandom *ジャンプ先2 3
JumpRandom *ジャンプ先3

この例では、ジャンプする確率の割合が5:3:1になります
「ジャンプ先1の確率は5/9」「ジャンプ先2の確率は3/9」「ジャンプ先3の確率は1/9」 となります。

計算式を設定もできるので

Command Arg1 Arg2 Arg3
JumpRandom *ジャンプ先1 5
JumpRandom *ジャンプ先2 lv/2
JumpRandom *ジャンプ先3 point

などのようにして、レベルや好感度によって分岐する確率を変えることもできます。