Adv Config


コンフィグ画面で設定するパラメーターに関わる値と、デフォルト値を設定できます。


リファレンス

名前 内容
Dont Use System Save Data コンフィグ設定をシステムセーブデータとして記録しない
(会話シーンで使うときなど、ユーザーから変更させずにデフォルト設定のみを使いたい場合に使う)
Ignore Sound Volume コンフィグ設定によるサウンドマネージャーの音量変更を無視する。
サウンドマネージャーは使うが、コンフィグ設定によるボリューム変更を無視させたい場合にこれを使う
Dont Save Full Screen 宴によるフルスクリーンのセーブをしない(詳細は下記に)
Dont Save Auto 自動読み進み設定のオンオフをセーブしない
Send Char Wait Sec Max 「メッセージ速度」を最も遅くした場合、1文字進めるのにかかる時間(秒)
Auto Page Wait Sec Max 自動メッセージ速度を最も遅くした場合の、改ページするまでの時間(秒)
Auto Page Wait Sec Min 自動メッセージ速度を最も速くした場合の、改ページするまでの時間(秒)
Bgm Volume Filter Of Playing Voice ボイス再生時にBGMのボリュームを小さくする倍率
Force Skip Input Ctrl PC環境でCtrlを押すと未読でも強制スキップをするか
Use Message Speed Read 既読メッセージの表示スピードを個別に独自に設定するか
Skip Speed スキップ時に、演出などを倍速再生する倍率
Skip Voice And Se スキップ時にボイスやSEを再生しない
Dont Skip Loop Voice And Se 「Skip Voice And Se」が有効な時でも、ループになっているボイスやSEは再生する
Default Data コンフィグ画面の初期値
初回起動時のほか、デフォルトに戻すときもこの値になる
コンフィグ画面を使わない場合は、ここの値を調整して自分のゲームにあわせること
Is Full Screen フルスクリーン表示
Is Mouse Wheel Send Message マウスホイールで文字送り
Is Effect エフェクト再生(現在未使用)
Is Skip Unread 未読スキップ
Is Stop Skip In Selection 選択肢でスキップ解除
Message Speed メッセージ速度(0~1の範囲)
Message Speed Read 既読メッセージの速度(0~1の範囲)。UseMessageSpeedReadのチェック必須
Auto Br Page Speed 自動メッセージ速度(0~1の範囲)
Message Window Transparency ウィンドウの透明度(0~1の範囲)
Sound Master Volume 全体音量(0~1の範囲)
Bgm Volume BGM音量(0~1の範囲)
Se Volume SE音量(0~1の範囲)
Ambience Volume 環境音の音量(0~1の範囲)
Voice Volume ボイス音量(0~1の範囲)
Voice Stop Type ボイスの止め方
OnNextVoice・・・次の音声まで再生を続ける
OnClick・・・クリックで停止
Is Voice Active Array ボイスが有効か(現在未使用)
Is Auto Br Page オート再生
Tagged Master Volume List キャラクター別のボイスボリューム設定
宴3から使用可能

コンフィグ画面サンプル

キャラクター別のボイスボリューム設定

宴3から、キャラクター別のボイスボリューム設定が可能になりました。

デフォルト値の設定

AdvConfig>DefaultData>Tagged Master Volume Listに、
ボリュームを個別設定するキャラクターのラベルを追記し、ボリュームの初期値を設定します。
ボリュームの範囲は0~1です。

UIの設定

コンフィグ画面に、キャラ別の音量設定を追加するには
・「Slider-VoiceVolume」をコピーするなどして音量スライダー用のUIを追加し、位置などを調整
・UtageUguiConfigTaggedMasterVolumeをAddComponetし、VolumeTagにキャラクターラベル、ConfigにConfig画面のオブジェクト設定します。
・Sliderコンポーネントの、OnValugeChangedのTargetを自分自身にし、呼び出すメソッドをUtageUguiConfigTaggedMasterVolumeのOnValueChangedにします。

・ConfigオブジェクトのUtageUguiConfigコンポーネントのTaggedMasterVolumeSlidersに追加した音量スライダーUIを設定をします。
Tagにキャラクターラベル、VolumeSliderに追加した音量スライダーUIオブジェクトを設定してください。

フルスクリーン状態のセーブ

宴3.15から、「Dont Save Full Screen」という項目を追加しました。
この機能がオンの場合は、フルスクリーン状態のセーブをしません。
この機能はデフォルトではオンであり、「フルスクリーン状態のセーブをしない」となっています。
なぜかというと、Unity公式機能で同様の機能がすでにあり、「起動時にフルスクリーンの状態を指定」したり、「前回終了時のフルスクリーン状態で起動する」ことが(特になにもしなくても)可能です。
むしろ、今までは宴がセーブデータロード時に勝手にフルスクリーン状態を切り替えてしまうという状態であったため、会話シーンなどで使っていると突然勝手にフルスクリーンになるなどの弊害がありました。
よって、仕様変更して公式機能を優先することとしました。

注意点

「Default Data」以下の値はシステムセーブデータにセーブされる点に注意してください。
音量の設定など、ゲームをプレイする人ごとに任意に変えられる値を扱うため、セーブする前提の設計になっています。
これはつまり、「Default Data」の値をインスペクター上で変えても、初回起動以外はゲームプレイに反映されないということになります。セーブデータから前回の値が読み込まれるためです。
動作確認は、ゲームの開発中であれば一度セーブデータを削除する必要があります。
アップデートなどで、システムセーブデータを消すわけにはいかず、なおかつ一部の値を強制的に決められた値にしたいのでであれば、宴の初期化終了後、タイトル画面などで強制的にプログラムからその値を変更する必要があります。
そもそも、ユーザーの任意に変更させずにすべてDefault Dataの値のまま使ったり、宴のシステムセーブデータに左右されずに自分で管理したい場合は「Dont Use System Save Data」を使ってください。