テクスチャを軽量化してアプリのサイズを削減する


宴では、「軽量なテクスチャを別途作成しロードする」という形をとることで、アプリサイズを大幅に減らすことができます。
サーバーを使わなくても、アプリサイズを減らすことができます。Windows用のゲームなどを作る場合は、こちらを使うのが良いでしょう。

軽量テクスチャの作成

まず、出力先のディレクトリを作成します。「StreamingAssets/プロジェクト名」というフォルダを作成します。宴のプロジェクトを最初の作成したときに使用した、エクセルファイル名などに使っているフォルダ名です。

*注)StreamingAssetsとは、Unityが予約しているフォルダ名でこのフォルダ以下にあるファイルは、Unity形式にせずにそのままファイルとして扱うことができるようになるフォルダです。ただし、ユーザーからもそのままファイルが見えてしまうので、宴ではファイルに暗号化などをかけてユーザーから見えないファイル形式に変えています。
 

Tools > Utage > ResourceConverter からリソースコンバーターを開きます。

ResourceConverterの設定はこのようにします。

入力元のディレクトリは、「プロジェクト名/Reources/プロジェクト名」のフォルダをドラッグ&ドロップで設定
出力先のディレクトリは、先ほど作成した「StreamingAssets/プロジェクト名」というフォルダを、ドラッグ&ドロップで設定します。

Convertボタンを押すと、設定した出力先のディレクトリ以下に、コンバートしたテクスチャファイルが作成されます。

エクスプローラー上での拡張子は.utageとなっており、宴用のファイル形式となっています。もちろんビュワーソフトなどで開くことはできません。(つまりユーザーからも隠すことができる状態です)

ロードの設定

AdvEngineStarterの設定を「LocalCompreesed」にします。

ビルド時の注意

Resources以下にあるコンバート前のTextureフォルダは、フォルダごと移動するなどして、アプリに含まれないようにしましょう。