宴3のアップデートガイド
投稿日:2016年12月12日 | 最終更新日:2020年6月9日
宴3のアップデートガイドです。
新機能まとめはこちらに、Q&Aはこちらにお願いします
宴3でのアップデートの注意点
Unity5.5.0以上が必須となります
アップデートの際はUtageフォルダを丸ごと削除してからインポートをしてください
基本的には新規プロジェクトに使ってください
廃止、変更された機能
宴2以前のセーブデータとの互換性はなし
宴2以前のセーブデータは使えなくなります
Spriteコマンドの描画順が逆に
Spriteコマンドで同じレイヤーに複数のスプレイとを追加した場合、描画順は「後から追加したものが奥」でしたが、「後から描画したものが手前」になりました。
これは基本機能をuGUIにしたことに伴う仕様変更です。
(要望があれば描画順を指定できるコマンドを追加する予定です)
SelectionClickコマンドの透明部分のクリック受け付けない機能は廃止
SelectionClickコマンドで、透明の部分を無視する(Arg5)という機能は無効になります。
これは基本機能をuGUIにしたことに伴う仕様変更です。
ダイシングであれば疑似的に再現可能ですが、基本的に入力を伴うものは、SelectionClickコマンドではなく
UI系のコマンドを使うこと推奨します。
Tweenコマンド、Shakeコマンドのウェイトタイプ
Tweenコマンド、Shakeコマンドのウェイトタイプは、Arg6に設定されていましたがWaitType列に記述するようにしてください。
作成済みのエクセルデータの修正を避けるために、現状はどちらに記述しても問題ありませんが、なるべくWaitType列を使うようにしてください。
ソースコードの整理
・(たくさんあった)スペルミスを修正しました。
・文字コードをUTF8に統一し、改行コードをCRLFに統一しました。
・ソースコードの置き場所を整理しました。
プログラムの互換性について
プログラムのソースコードのGUIDやシリアライズされたプロパティの互換性は取っているので、シーンやプレハブなどは引き継げますが、
uGUI表示を基本にすることと、ソースコードの整理に伴い、宴の内部構造を大幅に変えていますので、
深い部分までプログラムを呼び出して使っているプロジェクトに引き継ごうとする場合は、コンパイルエラーになるかもしれません。
また、UtageToolKit以下にあったメソッドは基本的には廃止なので、UtageExtenstionsの拡張メソッドを使うようにしてください。
リソースコンバータの仕様変更
宴2までは宴の独自形式のファイルを使ってDL機能などに対応していましたが、
宴3.0.1からはアセットバンドルに統一しました。詳細
Live2DやAdx2等の拡張プラグイン
Live2Dの対応に関しては、Cubizum3.0のみの対応となります。詳細はこちらを
Adx2の対応に関してはこちら
作成済みのシーンを引き継ぐ場合
宴2以前で作ったシーンを宴3に使う場合は、手作業でアップデートが必要になります
カメラマネージャーの構成変更
Managers>CamerasにCameraManagerをAddComponent
CameraManager以下のClearaCemara以外のカメラ(SpriteCameraとUICamera)に
親オブジェクトを追加し、CameraRootコンポーネントをAddComponentしてZ座標を-10とする
TransitionManagerを削除
AdvEngine>TransitionManager は削除してください
EffectManagerがなかったら追加
古いバージョンの宴でプロジェクトを作成した場合は、EffectManagerがない場合があります。
その場合は、EffectManagerをAdvEngine以下に作成してください。
プロジェクトウィンドウ内のNode2DSortDataを削除
プロジェクト名/ScriptableObject/Node2DSortData を削除してください。
これは、プロジェクト全体でSpriteRendererの描画順を制御するためにあったものですが、廃止になりました。
旧バージョンの入手
旧バージョンを入手したい場合は、Unity5.4以下のバージョンのUnityで、以下のリンクを開いてみてください。
https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/15905